大鹿村は長野県の南部に位置し、南アルプスの麓にある典型的な谷合の村です。

山奥の村ではありますが歴史的には非常に古く、江戸時代・約300年前から伝承してきている、「大鹿歌舞伎」は、地芝居としては全国初となる、国の重要無形民俗文化財に指定されました。

この歌舞伎は、役者、義太夫、裏方すべてを住民で行い、衣装、小道具なども全て大鹿村で所有しています。また、大鹿歌舞伎にしか伝わらない独自の演目があり、これらを題材としたドラマや映画が過去に製作されてきました。

そんな大鹿歌舞伎は年2回の定期公演を実施しており、地芝居を通じて地域文化の発信と交流の場でありたいと考えております。