- 実施中
- 2024年度
【SFN×NOA】信州フィルムコミッションネットワーク×信州アーツカウンシル 連携事業
市町村:飯山市、喬木村、池田町
NAGANO ORGANIC AIRでは、2024年度より新たな取り組みとして、信州フィルムコミッションネットワーク(SFN)と共同で、映画監督をはじめ、映画に関わるクリエーター/プロデューサーを対象としたAIRプログラムを開始しました。
長野県には、活発に活動を行うフィルムコミッションが複数あり、近年も、著名な監督による素晴らしい作品の撮影が行われるロケーションとなっています。同時に、広い県土と多様な地域性を有する本県においては、まだ目を向けられていない地域資源がポテンシャルとして眠っている状況にあるともいえます。
そこで、長野県内の文化資源や自然などに関心をもつ映画クリエイター/プロデューサーが地域に滞在し、フィルムコミッションの役割を担う地域のホストの方とともに、次の作品創造のリサーチに着手していただこうというのが、本事業の趣旨です。
本年度は、森井勇佑監督:飯山市、鶴岡慧子監督:喬木村、太田達成監督:池田町と、県内3地域に3名の映画監督に滞在していただきます。
- 飯山市ホスト
- 一般社団法人信州いいやま観光局
- 喬木村ホスト
- 喬木村役場 産業振興課
- 池田町ホスト
- 一般社団法人池田町観光協会
- 主催
- 信州アーツカウンシル(一般財団法人長野県文化振興事業団)、長野県
令和6年度 文化庁 文化芸術創造拠点形成事業
- 共催
- 信州フィルムコミッションネットワーク(一般社団法人長野県観光機構)
Artist
森井勇佑
Yusuke Morii
森井勇佑
Yusuke Morii
1985年生まれ、兵庫県出身。日本映画学校映像学科(現:日本映画大学)を卒業後、演出部として映画業界に入る。以降、大森立嗣監督などの現場で助監督を務める。2022年、今村夏子の同名短編小説を映画化した『こちらあみ子』で監督デビュー。同作はロングラン上映され、第27回新藤兼人賞金賞など多数の賞を受賞。2024年、中尾太一の詩集を原作とした映画『ルート29』が公開された。
鶴岡慧子
Keiko Tsuruoka
鶴岡慧子
Keiko Tsuruoka
鶴岡慧子 上田市出身。大学の卒業制作である初長編映画『くじらのまち』(’12)で、PFFアワード2012グランプリおよびジェムストーン賞をW受賞し、PFFスカラシップ作品『過ぐる日のやまねこ』(’14)で劇場デビュー。最新作『バカ塗りの娘』(’23)で、KINOTAYO現代日本映画祭ソレイユ・ドール賞、令和5年(第74回)芸術選奨文部科学大臣新人賞を受賞。現在、神戸芸術工科大学メディア芸術学科助教として教鞭をとる。
写真©︎Koichi Saito : Japan Canada Today
太田達成
Tatsunari Ota
太田達成
Tatsunari Ota
映画監督。植物の研究をしていた大学時代、レンタルビデオショップで偶然手にとった『⻘の稲妻』に衝撃を受け、友人と映画制作を開始。初の短編『海外志向』(12)で「京都国際学生映画祭」グランプリを受賞したのち、東京藝術大学大学院で黒沢清、諏訪敦彦に師事した。最新作『石がある』(23)は「ベルリン国際映画祭」フォーラム部門出品、「全州国際映画祭」グランプリを受賞し、2024年より全国で劇場公開される。