木曽
Kiso
PROJECT NAME
木曽めぐるナンチャラホーイ
公募により選出された劇作家・演出家の私道かぴと美術家の舒達が木曽郡6町村をめぐりながら、各地域に伝わる盆踊りや神楽、民謡などの伝統芸能、食文化、歴史や自然をリサーチし、これをもとに滞在制作を行ってきます。ホストをつとめるのは、今回の取り組みがもとに結成された「木曽AIRネットワーク」。木曽ペインティングス実行委員会(木曽町/木祖村)、株式会社フォークロア(南木曽町)、La Mora(大桑村)、合同会社Rext滝越(王滝村)の、木曽郡内の4つの団体がアーティストのコーディネートしながら、ネットワークとして木曽地域にAIRを定着させていく取り組みを進めます。
ARTIST PROFILE
舒達
SHU DA
1995年 中国湖北省生まれ。武蔵野美術大学造形研究科美術専攻彫刻コース修了。 京都市立芸術大学美術研究科博士課程(彫刻領域)在籍中。近年の主な展示に「彼方はいつもさまよっている」(黄檗宗大本山萬福寺、京都、2021年)、「MultiplayerーiART青年芸術家企画展」(YUAN美術館、重慶、2021年)がある。「無常」の概念に基づく無限変化に見られる表象とその可能性の研究を行っている。古代から現代までさまざまな幅広い分野の五感における無限表現への挑戦の事例を明らかにしながら、現代的なメディアを用いた無限表現の可能性について実践的な探求も試みる。
HOST PROFILE
木曽AIRネットワーク
木曽ペインティングス実行委員会(木曽町/木祖村)、株式会社フォークロア(南木曽町)、La Mora(大桑村)、合同会社Rext滝越(王滝村)の、木曽郡内の4つのホストがネットワークを組み、郡内全町村をフィールドにアーティスト・イン・レジデンスを展開していきます。
木曽AIRネットワーク構成団体
株式会社フォークロア
私たちのテーマは『里山から未来をつくる』。信州 木曽谷で暮らしの衣食住を手作りすることを通して、循環する地域コミュニティづくりに取り組んでいます。
フォークロアとは『市井の人々の物語』という意味。この地で受け継がれてきた人々の物語を、次代に紡いでいきたいという想いを込めました。
空き古民家をDIYで再生したゲストハウスを3軒営みながら、米や藍の栽培による休耕地の再生、藍染めエコラップの製造販売のほか、マルシェや子どもたちへの学習支援も行なっています。
木曽AIRネットワーク構成団体
La Mora
大桑村和村地区にある元養蚕家の古民家を改装してギャラリー、陶芸工房にすべく村の大工さん、木工所の職人さんに技術指導して頂きながら、出来るだけ古材、解体材を使用して改装しています。現在は主に、知られざる縄文遺跡の村である大桑村の土、木の灰を使用したやきもの『大桑焼』の制作、発表を行っています。
今回のNOAではアーティストの滞在、地域の人たちとの交流を通して、村、地域に眠っていて埋もれかかってしまいそうな伝統、芸能を再発見し、お互いが交差し出会うことで良き化学変化が起こるような場所になればと願っています。
木曽AIRネットワーク構成団体
合同会社Rext滝越
合同会社Rext滝越は木曽郡王滝村で2018年に創立。日本の原風景のような滝越地区で飲食店・キャンプ場を営む。翌年、タイに本社のある海外ボランティアツアー会社と提携し各国からのツアーを受け入れた。その拠点を2020年に農家民宿「常八」として整備。薪ストーブの炉壁やリビングの壁に文化や歴史を感じるアートをアーティストに依頼。そこからアーティストの可能性に魅了され始める。
PROJECT NEWS